sigillum66t’s blog

自身の組んだ、胡散臭い構築について紹介するブログ。

【ORASトリプルバトル】たのしいヒマナツり

経緯

2月某日。いつものようにBV鑑賞会を観ていたら、ヒマナッツが出てきた。ヒマナッツ……ヒマナッツ……ひな祭り! よし、組もう。

 

メンバー選定

ひなまつりに定番の曲、『たのしいひなまつり』の歌詞を基にメンバーを選定している。


♪あかりをつけましょ ぼんぼりに♪

まず、ぼんぼり枠としてシャンデラを採用する。色違いだとよりぼんぼりっぽい。
ちょうどボックスに貰いものの個体(色違い)がいたためその子を編成することにした。


♪おはなをあげましょ もものはな♪

もものはなはORASにモモワロウがいないため、同じバラ科の花、桜のチェリムを選定。 ……したのだが、晴らす暇が無いうえにパーティ全体がねこだましやちょうはつに弱く、それに加えてトリックルーム要員がシャンデラ1匹のみだったためフレフワンに変更。
桃の”花”から桃の”鼻”になった。お鼻をあげて(ジャイロボールによる体当たり)も良いし、お波な(いやしのはどう)をあげても良い。


♪ごにんばやしの ふえたいこ♪

ふえたいこはカビゴンを採用。ポケモンの「ふえ」とはら「だいこ」だ。舌「鼓(つづみ)」(※美味しいきのみに舌鼓を打つ リサイクル込みで大小2つ分)・謡(うたい ※「カビゴンおきるかな?」というカビゴンを題材にした歌がある)と続ければ、なんと1匹で五人囃子をすべて担当できるじゃないか! 素晴らしい。
実は謡要素としてりんしょうを覚えさせていたのだが、技スペースや火力の問題で外した。説得力こそ下がったが要素としては残っているため問題はないだろう。
せめてもの代わりにひなあられ(いわなだれ)を搭載した


♪きょうはたのしい ひなまつり♪ & ♪おだいりさまと おひなさま♪

経緯の通りだ。ヒマナッツを使う。♀にしたのでおひなさま(女雛)ならぬおヒマさまでもあるのだ。
おだいりさまとしてトゲチックを採用。チック(chick)は英語で雛鳥、そして♂のトゲチックにすることでおだいりさま(男雛)となる。


♪よくにたかんじょの しろいかお♪ & ♪きものをきがえて おびしめて♪

ここまで組んだパーティ全体がねこだまし、特にきもったまガルーラに弱かったのでコジョンド♀を採用。かんじょの語感に「よく似たコンジョの しろいかお」というわけだ。
無理矢理感が否めないので(くろ)おびをしめさせてひな祭り感を増加させた。腕から下がる毛が「きもの」の振袖っぽくて、腰には「おび」っぽい模様があるから何と言おうとひな祭りだ。
コジョンドを採用すると決めた後、色違いにするとほんの僅かに白さが増すことに気付いた。慌ててひかるおまもりを入手して国際孵化を行ったが、色違いは出なかった。

 

パーティ紹介

※画像の作成元:トレーナーカードジェネレータ - TRAINER'S CARD GENERATOR

10戦ほど戦った後、一部ポケモン努力値等を再調整している。
後述するBVは再調整前のものである。

 

シャンデラ



※画像の出典:ポケモンずかん(シャンデラ|ポケモンずかん)

レベル:50
性別:♀
持ち物:パワーアンクル(パワー○○であればなんでも良い)
特性:もらいび
性格:れいせい(C上昇、S下降)
努力値:H252 C252 D4
実数値:167-x-110-216-111-76
わざ:シャドーボール/トリックルーム/ねっぷう/まもる
調整意図:HC……ぶっぱ
     D……余り
     S……最遅 ※パワー○○込みで最遅トリトドン-1(目安)

参考:シャンデラ - トリプルバトル総合情報サイト Wiki*

ぼんぼり。色違いなので妖しさは控えめ。
あかりは既に点いているため、彼女を繰り出せばそれだけで最低限の役割は果たしたと言える。後述するBVの試合では一度も繰り出さなかったが。うっかり

トリックルーム役兼サブアタッカーその1。もらいび以外の火力上昇要素こそないものの、元々の火力の高さで十分に戦える。

シャンデラへのゴースト技をカビゴンが、カビゴンへのかくとう技をシャンデラが受けることもできるため、カビゴンとのタイプ的な相性も悪くない。


フレフワン


※画像の出典:ポケモンずかん(フレフワン|ポケモンずかん)

レベル:50
性別:♂
持ち物:ラムのみ
特性:アロマベール
性格:ゆうかん(A上昇、S下降)
努力値:H116 A252 D140
実数値:191-136-92-x-127-30
わざ:いやしのはどう/じこあんじ/ジャイロボール/トリックルーム
調整意図:HB……A特化鉢巻ファイアローブレイブバード確定耐え
        (160~190 83.7%~99.4%)
     HD……C特化ギルガルドのラスターカノン確定耐え
        (158~188 82.7%~98.4%)
     A……ぶっぱ
     S……最遅 ※最遅カビゴン-1

参考:フレフワン - トリプルバトル総合情報サイト Wiki*

ももの鼻

トリックルーム役兼サブアタッカーその2。トリックルーム展開後はいやしのはどうで主にカビゴンを回復しつつ、隙を見てじこあんじでカビゴンの攻撃ランク上昇をコピーして、ジャイロボールで相手を撃破する。すばやさの高い相手には素のジャイロボールでもある程度のダメージが見込めるが、素早さの低い相手にはA+6ジャイロボールでもあまりダメージが出ない。攻守共に相性の有利不利がもろに出るため、繊細かつ慎重な運用が必要だった。


カビゴン


※画像の出典:ポケモンずかん(カビゴン|ポケモンずかん)

レベル:50
性別:♂
持ち物:オボンのみ
特性:あついしぼう
性格:のんき(B上昇、S下降)
努力値:H132 A140 B212 D20
実数値:252-148-123-x-133-31
わざ:いわなだれ/おんがえし/はらだいこ/リサイクル
調整意図:HB……はらだいこ&オボン発動後のHP(189)でA特化霊獣ランドロスのばかぢからを確定耐え(158~188 62.6%~74.6%)
     HD……はらだいこ&オボン発動後のHP(189)でC特化眼鏡サザンドラりゅうせいぐんを最高乱数以外耐え(160~190 63.4%~75.3%)
     A……A+5おんがえしでB特化(221-134)モロバレルを確定1発
       (222~262 100.4%~118.5%)
     S……最遅

参考:カビゴン - トリプルバトル総合情報サイト Wiki*

一人五人囃子

このパーティのメインアタッカー。彼の攻撃をうまく通せるか否かで試合の展開が大きく変わってくる。それこそ相手を一方的にボコボコにするか、逆にこちらが一方的にボコボコにされるか、というレベルで変わるのだ

はらだいこでHPが削れること、パーティに壁張役やいかく・バークアウト役がいないこともあり、本パーティ内では相手にとって明確な脅威であり、狙われやすいことを考慮するとオボンのみ込みでも耐久はギリギリ。撃破されないようこちらの持てる防御・回復手段を逐次的確に使い分ける必要があった。コンセプト上覚えさせたリサイクルは相手のまもるや配置等で1、2ターンと僅かな間猶予ができた際の回復、また本来1発受けるのが限度の攻撃を無理矢理2発以上受けるといった動きに役立つ。反面攻撃を防ぐ技ではないため、まもるに比べて安定性は劣る。これによる受け性能を十全に活かすためには、何か味方側の被ダメージを全体的に減らす手段が欲しいところだ。


ヒマナッツ


※画像の出典:ポケモンずかん(ヒマナッツ|ポケモンずかん)

BV収録時の調整(クリックで展開) レベル:49
性別:♀
持ち物:きあいのタスキ
特性:はやおき
性格:なまいき(D上昇、S下降)
努力値:H244 B128 D136
実数値:133-x-65-x-72-30
わざ:いばる/くさぶえ/さわぐ/しんぴのまもり
調整意図:HB……メガクチートいわなだれ(ダブルダメージ)を確定耐え
     D……余り
     S……最遅カビゴン-1
________________________


最新の調整
レベル:48
性別:♀
持ち物:きあいのタスキ
特性:はやおき
性格:なまいき(D上昇、S下降)
努力値:H248 B148 D112
実数値:131-x-66-x-68-29
わざ:いばる/がむしゃら/くさぶえ/しんぴのまもり
調整意図:HB……メガクチートいわなだれ(ダブルダメージ)を確定耐え
     D……余り
     S……最遅フレフワン-1

おヒマさま

放置されることを逆手にとって、いばるのちらし寿司(※ひな祭り要素!)を振舞ったり、くさぶえを吹いたり、がむしゃらで相手のHPを削ったりと好き放題する構成。

攻撃技については、色違いのコジョンドが用意できていればヒマナッツの持ち物をきあいのハチマキかひかりのこなに変更する予定であったこと、はやおき+さわぐによるねむり耐性の上昇を狙っていたことから、当初はがむしゃらの代わりにさわぐを入れていた。後に
①さわぐの効果中自由に動けない
②くさぶえとの相性が悪い
色違いコジョンドの用意が間に合わなかった
これらの要因からがむしゃらに変更。
しんぴのまもりがあるため、ちら神秘(※いば神秘)をすることもできる。やけどやねむりのケアができるのも大きな利点である。

Lv.48(後述するBVの収録時点では49)という怪しいレベル調整、そしてがむしゃらが相手の脳裏にちらつくためか、想定以上に警戒されていた印象がある。そうでなくとも範囲技に巻き込まれてみるみるうちにHPが削られていくので、2、3回動ければ良い方である。

耐久調整はきあいのハチマキorひかりのこなを持たせる予定だった頃の名残。メガガルーラねこだましを確定耐えする調整でもある。反面メジャーな特殊の範囲技は、ヒマナッツの数値の低さはもちろんのことながら、相性の問題が大きくD特化してもほぼ耐えられない。とはいえバークアウト程度の威力であれば、D振りによってだいぶダメージを抑えられるので、HBにある程度振った後の余りはDに回しておいて損はない。性格はのんき、なまいきのどちらでも、この調整にするための努力値消費の合計値は変わらない(計508)。
ヒマナッツを処理しようと繰り出される先制技をギリギリのHPで耐えることがしばしばあったので、調整の成果は十分に発揮できていたと思う。


トゲチック


※画像の出典:ポケモンずかん(トゲチック|ポケモンずかん)

BV収録時の調整(クリックで展開) レベル:50
性別:♂
持ち物:しんかのきせき
特性:はりきり
性格:なまいき(D上昇、S下降)
努力値:HP252 B60 D196
実数値:162-60-113-x-165-40
わざ:いばる/このゆびとまれ/しんぴのまもり/つばめがえし
調整意図:特に調整しなくても良さげな耐久だったため育成論の調整そのまま
     ※後に良さそうな調整を考えたので変えました。
参考:トゲチック : 後攻悪巧みバトントゲチック|ポケモン育成論ORAS・XY|ポケモン徹底攻略
________________________


最新の調整
レベル:50
性別:♂
持ち物:しんかのきせき
特性:はりきり
性格:のんき(B上昇、S下降)
努力値:HP244 B228 D44
実数値:161-60-133-x-144-40
わざ:いばる/このゆびとまれ/しんぴのまもり/つばめがえし
調整意図:HB……A特化鉢巻ファイアローブレイブバードを高確率で2耐え
        (67~81 41.6%~50.3%)
     HD……C特化珠ギルガルドのラスターカノンを確定耐え
        (133~159 82.6%~98.7%)
     S……最遅

おだいりさまこのゆびとまれカビゴンやトリル要員への攻撃や補助技を吸い寄せる。かくとう技によるダメージが1/4、あく技によるダメージが1/2に抑えられ、ゴースト技も数値の高さで強引に受けられるため、カビゴンシャンデラを庇う役としてはなかなかの適役である

隙を見ていばるのちらし寿司を振舞うこともできる。彼もしんぴのまもりを搭載しているため、ちら神秘が可能だ

HPバーミリ残しの相手やタスキで耐えた相手をほぼ確実に仕留めるためにつばめがえしを覚えさせている。これはフレフワン不在時のちょうはつ対策でもある。意外と役に立つ試合は多かったが、せっかくフレフワンがパーティにいるのでてだすけやはねやすめ、ひかりのかべ等に変えても良かったのかもしれない。
余談だが、A無補正無振りはりきりトゲチックの火力は、A特化レディアンと大体同じくらいである。


コジョンド


※画像の出典:ポケモンずかん(コジョンド|ポケモンずかん)

レベル:50
性別:♀
持ち物:くろおび
特性:せいしんりょく
性格:ようき(S上昇、C下降)
努力値:H4 A252 S252
実数値:141-177-80-x-80-172
わざ:サイドチェンジ/とびひざげり/ねこだまし/ファストガード
調整意図:AS……ぶっぱ
     H……余り

しろいかおのコンジョおびもしめている
パーティ単位で重かった、きもったまガルーラをはじめとするねこだまし持ちへの対策として入れたポケモン主にトゲチックこのゆびとまれカビゴンやトリル役を庇うのが難しい場面に繰り出しておき、ファストガードやサイドチェンジ、ムーブを駆使して彼等を庇う。場合によってはトゲチックと2匹がかりで庇うことも。可能ならとびひざげりで相手を撃破する。
補助技主体であり、A無振りでもメガガルーラは落とせるためHBやHDに厚く振ることも考慮に入れていたが、
①ガルーラは大抵いかく枠とセットでパーティに入っており、被いかく時の火力が悲しいことになる
とびひざげりで相手を雑に削っておきたい場面も多々ある
③生半可な攻撃ならH4振りでも十分耐える
④耐久に振ってまでどうしても耐えたい攻撃が無い(というより、耐えたい攻撃を耐えるレベルに耐久を振ると、ASの値が最低限必要な値に届かなくなる 耐久振りを考慮した場合、チョッキを持たせられないのがかなり痛手)
トリックルーム展開後は他のポケモンで攻撃・サポートを行うため、むしろ倒れた方が良い場面も多い
上記の理由によりASぶっぱとしている。

 

初手選出例

その1:フレフワン-カビゴン-トゲチック

     基本はこちら。トリックルームおよびカビゴンの攻撃が通りそうな相手に繰り出す。

その2:フレフワン-カビゴン-コジョンド

     対ねこだまし・アンコール・ちょうはつの選出。サイドチェンジでカビゴンを庇いたい場合、カビゴンフレフワンの配置を入れ替える。フレフワンの代わりにシャンデラを選出することも。

 

当構築のBV

BV鑑賞会第137回に出演。

ぼんぼりにあかりはつかなかった。
薄暗い部屋でのひな祭り……と思いきや爆弾にあかりがついた
どうだ 明るくなったろう

最後はお相手のサーナイトがちらし寿司を食べて終了。

 

終わりに

勝率は大体3~4割程度。はらだいこを戦術に組み込んだこともあり、勝敗にかかわらず一方的な展開の試合が多かった。
欲を言えばちらし寿司をもっと振舞いたかった(設定していた目標:味方に3つ、相手に3つ)が、やりたいことは大体できたのでよしとする。