経緯
某日、トリプル村にてBV鑑賞会未登場のポケモン達に関する話題が挙がっていた。
話題が盛り上がっていく中、未登場のポケモン達についてまとめる人々が現れ、続いてそのポケモン達の使い方を考察する人々が現れた。かく言う私も後者の人間で、カゲボウズを使ってみたい、と思い考察を始めたのである。
カゲボウズの情報と運用方針
カゲボウズの基本データ
要約:数値は低いけど、単ゴーストでふみんでS低めなのが魅力だよ!(クリックで展開)
カゲボウズ
分類:にんぎょうポケモン
タイプ:ゴースト
重さ:2.3kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
通常特性:ふみん、おみとおし
隠れ(夢)特性:のろわれボディ
種族値:44-75-35-63-33-45
Lv.50時のステータス(無補正無振り):119-95-55-83-53-65
(参考:カゲボウズ|ポケモン図鑑ORAS・XY|ポケモン徹底攻略)
ゴースト単タイプであり、半減こそどく・むしの2つと少ないが弱点もゴースト・あくの2つと少なく、無効タイプがノーマル・かくとうと2つもあるそこそこ優秀な耐性だ。特に、ねこだましやフェイントを無効化できる(※使用者の特性がきもったまの場合などを除く)のはとても大きい利点だろう。
ただし、少ない弱点のうちあくタイプにははたきおとす・ふいうちなどの強力な技が存在しており、使用者も多い。あくのはどうに関しては対角の相手にも届くため、これを覚えるポケモンが対角に位置している場合でも気は抜けない。
重さは2.3kgととても軽い。無効化できるけたぐりはもちろん、くさむすびについてはそこまで警戒する必要はない。そうそう打たれることは無いが、ヘビーボンバー等による被ダメージが高くなりやすいことは頭の片隅程度には入れておきたい情報だ。
通常特性は「ふみん」と「おみとおし」の2つ。ねむり状態への耐性を持てる特性、場へ繰り出した際に同じく場にいる相手の持ち物を知ることが出来る特性とどちらも明確な強みがある。
夢(隠れ)特性の「のろわれボディ」は確率でこそあるが、自身の受けた相手の技をかなしばり状態にすることができる。パーティの構成や対戦相手によって大きく使い勝手は変わるだろう。
進化前のため、ステータスは全体的に低い。数値のバランスとしては、中~鈍足低耐久の両刀型といったところか。耐久が低いのはつらいが、素早さが低いのは魅力的だ。
同じゴーストタイプでS種族値が50以下のポケモン、なおかつトリプルバトルで比較的よく見かけるポケモンとしては、サマヨール、デスカーン、ヌケニン、ヤミラミ等のポケモンが該当する。
比較と差別化 ~鈍足ゴースト~
要約:特性はふみんを使用して、味方殴り込みの速攻パーティに仕込むのが良さそうだよ!(クリックで展開)
※タイプ、種族値、特性比較
カゲボウズ 霊 :44- 75- 35-63- 33-45:おみとおし、ふみん、のろわれボディ
サマヨール 霊 :40- 70-130-60-130-25:プレッシャー、おみとおし
デスカーン 霊 :58- 50-145-95-105-30:ミイラ
ヌケニン 虫霊: 1- 90- 45-30- 30-40:ふしぎなまもり
ヤミラミ 悪霊:50- 75- 75-65- 65-50:あとだし、するどいめ、いたずらごころ
カゲボウズはヤミラミより遅く、サマヨール、デスカーン、ヌケニンよりは速い。また、全体的な数値を比較すると、カゲボウズは総じて耐久に関する数値の低さが目立つ。
となれば、ヌケニンやヤミラミに対しては耐性の違い、またヌケニンと比較して低い攻撃の数値、サマヨールやデスカーンに対しては耐久の低さや覚える技の違い、
そして上記のポケモンの中で唯一カゲボウズが持つもの、ふみんによるねむり状態への耐性が差別化のポイントとなるだろう。
さて、ここで技にも注目してみる。
覚える攻撃技の例:10まんボルト、イカサマ、かげうち、ゴーストダイブ、
こごえるかぜ、サイコキネシス、ダストシュート、だましうち、
ナイトヘッド、はたきおとす、ふいうち、マジカルシャイン
覚える補助技の例:いたみわけ、かなしばり、さしおさえ、スキルスワップ、
トリック、トリックルーム、のろい、ふういん、
なりきり、マジックコート、みちづれ、よこどり
目ぼしい技をいくつか挙げてみた。タイプの偏りや高威力技の不足こそあれど、優秀な攻撃技を数多く覚える。補助技も特に相手への妨害を行うのに適した技を多く習得可能だ。
しかし、補助技に関しては他のポケモン、特に技での差別化を行いたいサマヨールやデスカーンと被るものが多いことが気になる。いやなおとという独自性はあるが、わざわざカゲボウズを使ってやることかと言われると正直微妙な所ではある。
攻撃技についても、カゲボウズの攻撃・特攻の数値自体がさほど高くないことを考慮すると威力が心許ない。火力を補う手段としてめいそうやじこあんじを覚えるが、耐久や素早さの低さ故に安定感に欠ける。
となれば、カゲボウズに適しているのは、味方殴りを用いたコンボやギミックに組み込んだうえで早めに退場させる、もしくは早めに退場しても問題ない仕組みのパーティに入れることだろう。
比較と差別化 ~ゴーストダイブ使い~
要約:ゴーストダイブを使うASの低い味方殴り要員としては、カゲボウズが最適だよ! ……きっと!(クリックで展開)
ここまでの情報を踏まえたうえで私が着目したのは、「ゴーストダイブ」という技である。威力90、PP10、まもる系の技を貫通し、ちいさくなるを使った相手には威力2倍で必中となるゴーストタイプの溜め技である。この技を味方殴りを用いたコンボ・ギミックに組み込めないだろうか。
特に、まもるを貫通する効果は素早さの低さと噛み合うのではないだろうか。
カゲボウズはゴーストダイブを使うポケモンの中では3番目に遅い。2番目は先ほど挙げたヌケニン、1番目はボクレーである。
そして、カゲボウズのすぐ下、4番目にはパンプジン(とくだいサイズ)が控えている。
カゲボウズ 霊 :44- 75- 35-63-33-45:おみとおし、ふみん、のろわれボディ
ヌケニン 虫霊: 1- 90- 45-30-30-40:ふしぎなまもり
ボクレー 霊草:43- 70- 48-50-60-38:おみとおし、しぜんかいふく、しゅうかく
パン(特大)霊草:85-100-122-58-75-54:おみとおし、ふみん、ものひろい
耐久の高さにおいては、弱点や状態異常を除けばヌケニン、全て含めればパンプジンに軍配が上がる。しかし、ヌケニンは攻撃の高さ、そしていわ・ほのおなどメジャーな範囲技が弱点に含まれておりふしぎなまもりによる耐久力を活かしづらいこと、パンプジンは攻撃と素早さが比較的高いことが気になる。
ボクレーはカゲボウズより攻撃と素早さが低く、防御と特防が高い。HPは1の違いであり、数値としての耐久力はボクレーが勝る。ネックとなるのは、やはりこおりやほのおタイプといった、これまたメジャーな範囲技が弱点となることであろうか。
カゲボウズは素の耐久力こそ低いが、先述した通り特性ふみんによってねむり状態への耐性を持っているうえに、この面子の中では唯一よこどりを覚える。
びびり叩き後のアフターフォローができるのだ。すごいだろう。素晴らしいだろう。
そう、カゲボウズこそがゴーストダイブによる味方殴り要員として最適なのである!
……耐久力が低過ぎる? 1ターン耐えれば問題ないのだ!
……殴るのが2ターン目になる? パワフルハーブを使えばいいのだ!
仲間探し
ゴーストダイブによる味方殴りと相性が良いのは、じゃくてんほけんを持たせたゴーストタイプ……ではない。ただゴーストタイプの弱点を突くだけなら、威力が低く優先度の高い技、「かげうち」が存在するのだ。持ち物も自由である。
ならば、ゴーストダイブによる味方殴りに意味を見出せる要素は何か?
――そう、特性「びびり」である。これとふくろだたきを組み合わせれば、エースが比較的安全な状態でびびり叩きをできるのではないか?
特性がびびりで、範囲技アタッカーになり得る候補としては、次のポケモン達が挙げられる。
・ウソッキー……いわなだれ、じしん、じばく、だいばくはつ
・グランブル……いわなだれ、じしんなど
・ノコッチ……いわなだれ、じしん、ふぶきなど
・パールル……だくりゅう、なみのり、ふぶきなど
うおおおおおおおおおだいばくはつだ!!!!
これはウソッキーに決まりだな!
……そういう理由で決めたと思われるかもしれない。その通りなのだが。
それだけではなく、火力を上げる手段が欲しかったのである。
それにはじゃくてんほけんときょうせい、そしてびびり叩きによってSの上がったポケモンに上から弱点を突く技、つまり先制技が必要である。
きょうせいはフラベベ族がいれば容易に条件を満たせる。今回はあえて倒される必要は無いためフラージェスで良い。
問題は先制技である。
ふくろだたきを覚えるポケモンの中に、スキン系の特性を持ったポケモンはいない。そうなると、弱点を突くことの可能な先制技は、下記のもののみとなる。
・アクアジェット
・かげうち
・こおりのつぶて
・しんくうは
・バレットパンチ
・ふいうち
・マッハパンチ
・みずしゅりけん
この時点でアタッカーの候補からパールルが外れる。
また、アタッカー候補として残ったポケモンのいずれにも弱点を突けない先制技、かげうちとこおりのつぶて、ふいうちは除外される。
そして、ふくろだたきと上記で除外されなかった技(※太字のものが該当する)のうち1つ以上を覚えるポケモンは、ドーブルとマンキー族のみであり、ドーブルはダークホールなどの優秀な技をスケッチで覚えられるが故に狙われやすいという、コンボ要因として致命的な弱みを抱えている。
ならばマンキー族を使うほかあるまい! ちょうどこのパーティの考案時点で、マンキーが鑑賞会に未登場であったため、マンキーを使うことにした……わけではない。
最低進化レベルで進化したオコリザル(Lv.28)は、Sに下降補正を掛けてS個体値を0にしても、S実数値が52となり、Lv.50最遅カゲボウズのS実数値45を上回ってしまうのだ。
つまり、今回のコンセプトを定めた時点で、マンキーが選ばれるのは必然だったのである。
マンキー族が唯一使える先制技にして、4世代限定の教え技としてのみ覚える先制技、
しんくうはで弱点を突けるアタッカー候補はウソッキーとノコッチのみ。
よって素の攻撃の高さ、またタイプ一致いわなだれ(とだいばくはつ)が使えることからウソッキーが選ばれたのである。
残りのメンバーには
・ニャオニクス♂
……いたずらごころファストガードで先制技に強く、
いばしんぴで火力の補強が可能
・メガストーンを持たせたサーナイト
……メガ枠かつ、じこあんじやアシストパワーを使えて、
ある程度足の速い範囲アタッカー
メガシンカ前の特性はテレパシーで、味方からの攻撃を受けない
上記の2匹を加えることにした。
パーティ紹介
※画像の作成元:トレーナーカードジェネレータ - TRAINER'S CARD GENERATOR
カゲボウズ
※画像の出典:ポケモンずかん(カゲボウズ|ポケモンずかん)
レベル:48
性別:♀
持ち物:パワフルハーブ
特性:ふみん
性格:なまいき(D上昇、S下降)
努力値:H252 B16 D240
実数値:145-x-55-x-88-43
わざ:おにび/ゴーストダイブ/みちづれ/よこどり
調整意図:HD……C特化プレートニンフィアのハイパーボイス(Wダメージ)を確定耐え
B……余り
S……最遅ドラミドロ抜かれ(※目安)
今回の主役の1匹にして、サポーターその1。
特性はふみん。ねむり状態への耐性が付く。
低いSからのゴーストダイブで、比較的安全にウソッキーの守りを打ち破ってマンキーのふくろだたきを通す。
よこどりを覚えるため、仕事を終えた後もワイドガードやファストガード、リフレクターのケアに回ることができる。
カゲボウズをあえてこの役目で使用するのであれば、ゴーストダイブとよこどりは確定。残りは自由枠。
BV投稿時にはおにびの枠をかなしばりにしていた。
1回動ければ御の字の耐久であるため、おにびを入れた方がより相手に負荷をかけやすくなると思う。
コンセプト上、持ち物はパワフルハーブで固定。
しんかのきせきを持たせられないため、ギリギリまでレベルを下げることにより相手の思考リソースを削る作戦。また、これによりSが最遅ドラミドロより低くなってもいる。
ウソッキー
※画像の出典:ポケモンずかん(ウソッキー|ポケモンずかん)
レベル:50
性別:♀
持ち物:じゃくてんほけん
特性:びびり
性格:いじっぱり(A上昇、C下降)
努力値:A252 B4 S252
実数値:145-167-136-x-85-82
わざ:いわなだれ/じしん/だいばくはつ/まもる
調整意図:AS……ぶっぱ
B……余り
今回の主役……と見せかけた引き立て役。エースその1。
1ターン目はまもるのでダークホールに強い。
がんじょう&がんじょうではなく、びびり&びびり。
砂下の準速すなかきドリュウズを超える高速でいわなだれを使い相手を怯ませたり、高速で爆発したりする世にも珍しいウソッキー。
初見の相手を"びびらせる"ことに特化している。
マンキー
※画像の出典:ポケモンずかん(マンキー|ポケモンずかん)
BV投稿時(実際)の調整(クリックで展開)
レベル:21
性別:♂
持ち物:きあいのタスキときあいのハチマキを適宜付け替えていた
特性:やるき
性格:のんき(B上昇、S下降)
努力値:H244 B252 D12
実数値:65-39-41-20-25-35
わざ:がむしゃら/しんくうは/てだすけ/ふくろだたき
調整意図:HB……トリプルwikiハリテヤマのフェイントを確定耐え(Hに振り過ぎた)
D……余り
________________________
理想の調整
パターン①
レベル:1
性別:どちらでも
持ち物:きあいのタスキ
特性:やるき
性格:S下降の性格であればなんでも
推奨個体値:19以下-x-x-x-x-x
努力値:振らない
実数値:11-6-x-x-x-5
わざ:がむしゃら/しんくうは/てだすけ/ふくろだたき
パターン②
レベル:22
性別:どちらでも
持ち物:きあいのタスキ
特性:やるき
性格:ずぶとい(B上昇、A下降)
推奨個体値:31-x-31-7以下-x-15~18もしくはそれ未満を余りの努力値で調整
努力値:H48 B252 余り258
実数値:59-x-45-21-x-42
わざ:がむしゃら/しんくうは/てだすけ/ふくろだたき
調整意図:HB……トリプルwikiハリテヤマのフェイント+天候ダメージを確定耐え
S……カゲボウズ-1
今回の主役の1匹にして、サポーターその2。
特性はやるき。ねむり状態への耐性が付く。
4世代限定の教え技、しんくうはを覚えさせるため、4世代での厳選を行った。性格や各種個体値は盛大に妥協しているが、Bに上昇補正のかかる性格でなるべくB個体値が高く、ACの個体値が低い個体を用意した。
BV投稿時のレベルは21。持ち物未考慮でハリテヤマのフェイントを確定耐えできるギリギリのレベルであるが、調整意図としてはがむしゃらへの警戒を薄れさせつつ、相手の思考リソースを削る意味合いが強い。
それにしてもちょっとHPを高くし過ぎた。Lv.21でB実数値が41ならHPは62あれば耐えられる。
守りを打ち破られたウソッキーにふくろだたきを行い、特性びびりを起動させて素早さ6段階上昇の高速ウソッキーを生み出す。更に高速ウソッキーを上からしんくうはで殴ることで、AC2段階上昇の高速ウソッキーが爆誕する。
理想的な性格・個体値・努力値等は、「理想の調整」欄を参照。
パターン①は通常のレベル1運用。
パターン②は不確定要素に頼らずに2回以上行動できる確率を少しでも上げたうえで、HPが減っていなくともがむしゃらによる相手へのダメージを大きく、そしてふくろだたきやしんくうはによるウソッキーへのダメージを抑えることが可能な構成である。
性格はわんぱくでも同様のことが可能だが、A個体値は21以下、C個体値が20以下になるように調整する必要がある。A個体値を気にする必要のないずぶといの方が厳選しやすいだろう。
努力値の余りが多いため、HSの個体値は多少妥協しても補える範囲であれば問題ない。
S実数値はカゲボウズ以下であればびびり叩きのコンボが成立する。可能ならばカゲボウズ-1にしておくとカゲボウズの行動後、マンキーの行動前に攻撃や妨害を受けてのコンボ失敗、カゲボウズ戦闘不能により叩く回数が5回になるといったリスクを低減できる
(※ウソッキーがS下降の効果をかけられていなければ、叩く回数は5回でも問題ない)。
フラージェス
※画像の出典:ポケモンずかん(フラージェス|ポケモンずかん)
レベル:50
性別:♀
持ち物:いのちのたま
特性:きょうせい
性格:のんき(B上昇、S下降)
努力値:H252 B252 D4
実数値:185-x-132-129-175-72
わざ:つるのムチ/てだすけ/ムーンフォース/めいそう
調整意図:HB……ぶっぱ
D……余り
サポーターその3。
きょうせいでいのちのたまをウソッキーに渡す。渡せなくても、めいそうを積んで自分が積みアタッカーになる。渡せても、めいそうを積んで自分が積みアタッカーになる。
マンキーがしんくうはを打つ前に倒れた時の"保険"として、つるのムチを覚えさせている。保険で保険を起動するのだ。
サーナイト→メガサーナイト
※画像の出典:ポケモンずかん(メガサーナイト|ポケモンずかん)
レベル:50
性別:♀
持ち物:サーナイトナイト
特性:テレパシー→フェアリースキン
性格:ひかえめ(C上昇、A下降)
努力値:H252 B116 C116 D4 S20
実数値:175-x-100-176-136-103
メガシンカ後実数値:175-x-100-220-156-123
わざ:アシストパワー/じこあんじ/ハイパーボイス/まもる
調整意図:HB……A特化鉢巻ファイアローのブレイブバードを最高乱数以外で耐える
C……11n
D……余り
S……準速キザン抜き(※目安)
参考:サーナイト - トリプルバトル総合情報サイト Wiki*
メガサーナイト : 【瞑想ショック型】メガサーナイト|ポケモン育成論ORAS・XY|ポケモン徹底攻略
エースその2。
じこあんじでウソッキーの能力上昇をコピーし、C2上昇の高速メガサーナイトとして暴れまわる。私もウソッキーよ……
じこあんじが失敗しても普通にメガエースとして活躍できる努力値配分。そのため、耐久面は割とギリギリ。
ニャオニクス オスのすがた
※画像の出典:ポケモンずかん(ニャオニクス オスのすがた|ポケモンずかん)
レベル:50
性別:♂
持ち物:きあいのタスキ
特性:いたずらごころ
性格:おくびょう(S上昇、A下降)
努力値:HP252 B4 S252
実数値:181-x-97-x-101-171
わざ:いばる/しんぴのまもり/ねこだまし/ファストガード
調整意図:HS……ぶっぱ
B……余り
サポーター。
いば神秘でウソッキーの攻撃力を更に上げつつ、ファストガードで味方を先制技から守る。今回も技の残り1枠に悩んだが、ねこだましを覚えさせた。トレンド等に応じてよこどりと選択。
ファストガードをよこどりされたくないので、性格はおくびょう。
初手選出例と運用方法
基本選出。 ……というよりコンセプトの都合上初手はこの並びが必須となる。
1ターン目
ゴーストダイブ‐まもる‐ふくろだたき
2ターン目
フラージェスへ交換orよこどり‐いわなだれorじしん‐しんくうは
※カゲボウズやマンキーが削れている場合、あえてじしんで倒すことによりサーナイトを死に出しすることが可能。
3ターン目
フラージェスてだすけorフラージェスめいそう
orフラージェスムーンフォースorよこどりorみちづれorかなしばり
‐まもるorいわなだれorじしん
‐がむしゃらorしんくうはorてだすけorサーナイトじこあんじ
4ターン目
フラージェスてだすけorフラージェスめいそう
orフラージェスムーンフォースorよこどりorみちづれorかなしばり
‐まもるorいわなだれorじしんorだいばくはつ
‐がむしゃらorしんくうはorてだすけ
orサーナイトじこあんじorメガサーナイトハイパーボイス
使用感
勝率は2割ほど。
素早さは6段階上昇しており、素早さを1、2度下げられたうえでも十分高いのだが、A上昇はじゃくてんほけんの2段階上昇のみであるため、いかくで容易に打ち消される。
じこあんじまで決まることはほとんどない。やはりあの面子でじこあんじをするなら、全体的に低い耐久を補助する手段が追加で欲しいところである。
実は、だいばくはつをこらえるに変更すればこの問題は多少改善される。
でもだいばくはつしたいんだよなぁ~!
当構築のBV
BV鑑賞会第140回に出演。
~1試合目 VS シビさん~
第140回、6個目のBV。手前側。
じこあんじまでこぎ着けることはできなかったものの、高速ウソッキーの強みである、上からのいわなだれによる怯みが活き、なおかつマンキーが活躍した試合。
がむ石火の類はやはり一定の強さがある。
カゲボウズのよこどりは技外しおよび、ワイドガード・ファストガード両展開の対策。
今回はファストガードのみだったが、いわなだれを外す可能性もあったため、堅実に動いて損は無かったと認識している。
終盤、ニャオニクスは特にすることが無かったためいば神秘をしている。
いばるの対象となったフラージェスは一応つるのムチを覚えていたが、後々計算したところ仮にレジロックがBD無振りでもA無振りのA↑6つるのムチよりC無振りのムーンフォースの方がダメージは高いようだ。
そりゃそうか。
~2試合目 VS DOVEさん~
第140回、13個目のBV。奥側。
マンキーのHP努力値を振り過ぎた弊害が出た試合。
メガガルーラへしんくうはを打ったところ、残りHP1で耐えられている。
なんてこったい。
ニャオニクスはファストガードでカイリューのしんそく・ファイアローのブレイブバードに備えたが、飛んできたのはブレイブバードとすてみタックル。サーナイトは鉢巻でなければファイアローのブレイブバードを確定で耐えられる調整のため、メガガルーラにねこだましをしていればギリギリ耐えたはずだが、カイリューのS実数値次第では残りのHPも削りきられていた可能性もある。
試合の流れとしては、お互いやりたいことをやったうえで、こちらのあと一歩届かない様を見せつつの敗北であったため、ある意味おいしい負け方をしたとも言える。
終わりに
エイプリルフールに記事の投稿日を合わせたかった。ウソッキーだけに。
\ウッソー!?/