事の発端
ある日、BW2でゲーチスが物理サザンドラを使っていることをふと思い出し、自分も物理サザンドラを使ってみたくなった。
使うにあたってサザンドラの情報を改めて調べてみたが、物理技は意外と豊富で範囲技も覚えるらしい。
でもA種族値105だからな～。決して低くはないし、むしろ高い方だけど、何かしらの火力補助は欲しい数値だな～。そう考えていたところ、アイデアが降りてきた。スキルスワップ……せいぎのこころサザンドラ……ゲーチス……
……プラズマ戦隊、シチケンジャー。
正義の味方と、彼によって"せいぎのこころ"に目覚めた、プラズマ団の手持ち
ポケモン達による戦隊モノ。よし、この路線でいこう。
メンバーの選定(その1)
主要メンバーの選定
テーマは決まった。ここからはメンバーの選定と数値の調整だ。
物理サザンドラを使いたい、という考えから始まったからにはサザンドラは確定。
もちろんゲーチス枠。
せっかく戦隊モノの構築を組むんだ。ポケモン図鑑で表示されるポケモンの色から、メンバーカラーも決めていこう。サザンドラのメンバーカラーは青だ。
クールでカッコいいね。
加えて彼を"せいぎのこころ"に目覚めさせてくれる正義の味方が必要だ。
そう、特性せいぎのこころでスキルスワップを覚えるポケモン、エルレイドだ。
ファストガードやワイドガードで味方を守れて、フェイントで相手の守りを崩すこともできる優秀なサポーター。
メンバーカラーは白。うん、清廉潔白って感じの色だ。
サブメンバーの選定
そしてテーマの都合上プラズマ団の手持ちポケモン達から残りのメンバーを選んでいく。また、せいぎのこころをフルに活用するため、ふくろだたきを覚えるポケモンも欠かせないだろう。ホロウビアルのようにS実数値を近い値に調整できるポケモンが良いな。最速エルレイドのS実数値が145だから、S実数値を140くらい、もっと言えば144にできるポケモンは……
おっ、ちょうどワルビアルがふくろだたきを覚えてS実数値を144にできるな。
そして何よりプラズマ団のしたっぱの手持ちポケモンだ！
メンバーカラーは赤。きっとサザンドラと双璧を成す戦隊のメンバーなのだろう。
そうか、ワルビアルはエース運用もできるんだよな。サブプランとしていかりのつぼを起動させたいな……ワルビアルより速くて、きゅうしょを狙えて、プラズマ団の手持ちでもあるポケモン……ヴィオのフリージオだ！ こおりのいぶきやつじぎりを覚えるぞ！
メンバーカラーは……青か！ サザンドラと被ってしまった！ どうしようかな……
……一旦保留で。
さて、
エルレイド-サザンドラ-ワルビアル
の並びはできた。サブプランとしてワルビアルのいかりのつぼを起動できるフリージオも一応メンバー候補には挙がっている。残りのメンバーは、そうだな……保険としてふくろだたきを使えるポケモンをもう1、2匹メンバーに加えておきたい。
早速良さそうなポケモンを見つけた。ニューラがふくろだたきを使えて、S実数値を144にできて、ヴィオとプラズマ団のしたっぱの手持ちだ。
ねこだましやフェイントで相手の妨害、HPバーミリ残しの相手の処理も可能だ。
特性せいしんりょくでひるまないのもGood。
……しかしヴィオのニューラは途中でマニューラに進化する。フリージオがメンバーに加わるか不透明な現状では、彼をヴィオ枠として前面に出していくことになるし、実際ヴィオ枠として見られることになるんだよな……
テーマ先行の面子であるからには、分かりにくい・ややこしい要素はなるべく排除しておきたい。マニューラにしよう。
S実数値が……高いな。準速でも145か。エルレイドと同速になってしまう。かといってエルレイドにスカーフを持たせると、スキルスワップによるギミック始動と○○ガードorフェイントによるサポートを両立しづらくなってしまう。
パワー○○やくろいてっきゅうを持たせてSを下げる？もしくはマニューラのS個体値を下げる？ いやいや……それだとマニューラの強みであるSの高さが無駄になってしまう。
数日悩んだ結果、割り切ってエルレイドより速い(S実数値146以上の)ポケモンのねこだましやフェイントを、マニューラ自身のねこだましで防ぐサポーターのサポーターとして運用、ふくろだたきはおまけの仕事であるということにした。
メンバーカラーは黒。"せいぎのこころ"に目覚めた元悪役って感じでとても良い。
ヴィオ枠が決まればお次はロット枠だ。ロットの手持ちポケモンはハーデリアとココロモリの2匹。せいぎのこころとのシナジー、更にスキルスワップでエルレイドに渡った特性を活用できそうな方はと考えると、ハーデリアがメンバーに加わってきた。
ハーデリアはそこそこ高いA種族値に、物理範囲技こそないがじゃれつくやかみくだくなどの優秀な攻撃技をそれなりに取り揃えている。かたきうちを覚えるので、エースが倒れた後に繰り出して、割と無視できないダメージを相手に与えることもできる。あくびやてだすけ、おさきにどうぞといったサポート技も使える。
ハーデリアの特性は
・相手のAを下げられるいかく
・天候がすなあらしの時にSが2倍になるすなかき
・ゴーストタイプの相手にノーマル、かくとうタイプの技が当たる隠れ特性のきもったま
の3つ。どれも捨てがたい。発動機会の多さを考えるといかくorきもったまだが、この構築を組んでいた当時、ゴーストタイプのポケモンや特性がまけんき、かちきのポケモンに度々遭遇したため、きもったまにした。
メンバーカラーは灰。要所要所でいぶし銀の活躍を見せてくれそうなハーデリアにぴったりのカラーだ。
メンバーの確認
……といったところで、これまでに挙がったメンバーを振り返ってみよう。
①青 サザンドラ(ゲーチス枠にして今回の主役。エースその1。物理範囲アタッカー。
S実数値143)
②白 エルレイド(正義の味方枠。構築の核となるポケモン。スキルスワップで特性せいぎのこころを味方(主にサザンドラ)に渡す。サポーター。S実数値145)
③赤 ワルビアル(プラズマ団のしたっぱ枠。ふくろだたき役兼エースその2。
物理範囲アタッカー。S実数値144)
④黒 マニューラ(ヴィオ枠。エルレイドのカバー役兼サブのふくろだたき役。フェイントでHPバーミリ残しの相手の処理が可能。サポーター)
⑤灰 ハーデリア(ロット枠。特性きもったまをエルレイドに渡すことで間接的にサポートする。それなりに火力も出るサポーター兼サブアタッカー)
(※保留
⑥青 フリージオ(ヴィオ枠。味方(特にエースその2であるワルビアルの)いかりのつぼを起動する。サポーター))
あと1匹か。保留のフリージオを入れれば6匹なんだが……サザンドラと色が被るんだよなぁ。S操作役かアタッカーが欲しいなぁ。できればせいぎのこころ、スキルスワップとシナジーがあるポケモン……おっと、BOXに育成済みのぼうおんバッフロンが！
メンバーカラーは……茶だ！ 君に決めた！
サザンドラがおいかぜを覚えるし、S操作役はサザンドラにしよう。
よーし早速潜るぞ！
結果(その1)
上記のメンバーで潜ってみた結果……なかなか勝てない。S操作役がサザンドラ1匹なので、ギミックの準備段階で既に成功率が低い。S実数値146以上のポケモンからのねこだましはもちろん、準備中に相手のS実数値145以上のアタッカー・サブアタッカーに無防備なサザンドラやギミック始動役のエルレイドを落とされるのがとても厳しい。
また、相手にトリックルームを使われるとギミックの始動に1ターン余分にかかるうえ、対策としてちょうはつを採用しようとも大抵ねこだまし役がセットで出てくるので打つ暇がない。一度自力でのS操作を諦めてよこどりに頼ってみたがそれもダメだった。
また、フリージオをバトルメンバーに加えなかった結果、エースその2であったはずのワルビアルのいかりのつぼ起動が完全な運任せになってしまった。
マニューラはこおりのいぶきを覚えない……
エルレイドやマニューラにピントレンズorするどいツメを持たせたうえでつじぎりを使用させて、50%でのいかりのつぼ起動を図る手もあったが、流石に50%の単発は信用できない……そもそも技スペースが足りない。同アイテムを持たせたマニューラのふくろだたき(6体残)で起動を試みたとしても確率は単純計算で約6%上がる程度。
何か……何か他に良い手は……
メンバーの選定(その2)
2匹目のS操作役として、ゴルバットを候補に挙げてみた。特性せいしんりょくでひるまずにおいかぜができる。メンバーカラーも紫で被りはない。
問題はふくろだたきを覚えないため、せいぎのこころ起動用の技がおいうち、だましうちなどの単発技となること。だっしゅつボタンでワルビアルやマニューラへの交代も考えたが、おいかぜを使用したうえで攻撃を受け、交代するにはS種族値が心許ない。
……一旦保留で。
誰か……誰か他にいないのか……！ アニメ版でも良い！ 漫画版でも良い！
プラズマ団関係者と、その手持ちポケモンかつS操作ができて、ふくろだたきを使える
ポケモンは……！
？？？「あたし…… 元プラズマ団!」
BW2に登場する、バックパッカーのマヨイ……？ 君の手持ちポケモンはメブキジカだったはず……
？？？？？「ｴﾙﾌｰﾝ!」
いた。プラズマ団関係者の手持ちポケモンかつ、おいかぜでS操作ができてふくろだたきを覚えるポケモン。
いや、正確には該当する可能性が高い、である。
バックパッカーのマヨイはSMおよびUSUMにも登場し、そのうちSMでの彼女の
手持ちポケモンがエルフーンなのである。
SMおよびUSUMにおいて、バックパッカーのマヨイは島めぐりでポニの大峡谷までやってくるアローラの子供(主人公)に驚いたり、
島巡りって ここにも 来るの？
アローラの 子どもって
いったい どうなってるの！？
※『ポケットモンスター サン・ムーン』より ポケモンバトル開始前のセリフ
アローラや主人公、そして主人公のポケモンを来訪者目線で褒めるセリフが存在する。
いいね アローラ！
いいね きみと ポケモン！
※『ポケットモンスター サン・ムーン』より ポケモンバトルで主人公が勝利した場合のセリフ
このことから、少なくともアローラ地方出身ではないと言えるだろう。
また、本編においてバックパッカーのマヨイという人物は、筆者が確認した限りではBW2、SMおよびUSUMのみの登場である。
更に、SMには同じくBW2のキャラであるアクロマが登場する。彼は
ポケモンの 力を ひきだすのは！
トレーナーとの つながり きずな！
わたくしは そう 考えています
※『ポケットモンスター サン・ムーン』より 主人公と初めて対面したアクロマのセリフ(一部抜粋)
と発言している。「わたくしは そう 考えています」この部分から、BW2主人公との関わりを経て答えを得た後であることが分かる。
この情報から少なくともBW2の一連の出来事の後に、アクロマがイッシュ地方からアローラ地方に移動することが出来る程度には時間の経過があることが推測できる。
ならばBW2登場のバックパッカーのマヨイ本人がアローラ地方へ訪れていたとしても不思議ではないだろう。
同一人物に違いない。違っているなど ありえない！
あ っ て い い は ず が な い の で す！！
というわけで
・エースが自らS操作を行う必要があり、ほぼ確定で無防備になる
・上記に関連して、S操作とせいぎのこころ起動の両立が難しい
・ワルビアルをエースその2として運用しづらい(特性いかりのつぼが起動しづらい)
これらの課題を解決すべく、フリージオとエルフーンをメンバーに加えた。
参考までに記載しておくが、エルフーンのメンバーカラーは緑である。
……おや、ロット枠のポケモンが外れてしまったぞ？ だが"シチ"ケンジャーである以上
もう1匹メンバーが必要だ。この枠にハーデリアを入れよう。
これでプラズマ戦隊シチケンジャーの完成だ！
最終メンバーの紹介および型紹介
パーティ紹介
・バトルメンバー
・そしてもう1人(匹)……
※画像の作成元：トレーナーカードジェネレータ - TRAINER'S CARD GENERATOR
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メンバー紹介
サザンドラ(プラズマブルー)
※画像の出典：ポケモンずかん(サザンドラ｜ポケモンずかん)
レベル：50
性別：♂
持ち物：いのちのたま
特性：ふゆう
性格：いじっぱり(A上昇、C下降)
努力値：H60 A252 B4 D4 S188
実数値：175-172-111-x-111-142
わざ：いわなだれ/おいかぜ/じしん/まもる
調整意図：A……可能な限り火力を上げるためぶっぱ
S……ふくろだたきを受けた後に行動する必要があるため、
一番遅いふくろだたき役(ワルビアル)のS実数値-1
おいかぜ時、準速すなかきドリュウズ(天候：すなあらし)
の(実質的な)S実数値+4
H……余りをHP実数値が16n-1になるように調整
BD……その更に余り
ゲーチスの手持ちポケモン。
シチケンジャーのサブリーダー。エルレイドとの敵対時には彼がポケモン達のリーダー格で
あった(という設定の役)。
この構築の主役にして、エースその1。基本的に初手でエルレイド、エルフーンを両脇に繰り出しつつ、堂々と中央に降臨させる。
これにより確率で相手プレイヤーをこんらん状態にすることができる。
1ターン目は基本的にまもる安定。エルレイドに○○ガードで味方全体を守ってもらいつつ、エルフーンにおいかぜを展開してもらう。エルフーンが妨害されそうな場合はサザンドラが代わりにおいかぜを展開する。
2ターン目にエルレイドからスキルスワップで特性せいぎのこころを受け取り、エルフーンのふくろだたきで特性を起動、Aが6段階上昇した状態で2種の範囲技を状況に応じて撃ち分け、相手をなぎ倒していく。
これが基本的な流れとなる。
エルレイドは2ターン目のスキルスワップによって特性がふゆうになっており、エルフーンもじめんタイプ半減であることから、エルレイドのワイドガードを使用できないターンでも強気にじしんを選択することができる。
当初、トリプルバトル総合情報サイト Wiki調整の汎用ひかえめ型ニンフィア
(参考：ニンフィア - トリプルバトル総合情報サイト Wiki*)
を確定1発にできるアイアンテールを採用していたが、ニンフィアを攻撃したターンに彼(もしくは彼女)の取り巻きから"袋叩き"にされて戦闘不能になったり、ランドロスなどのいかくを受けた結果乱数で倒せなかったり、そもそも技を外したりと問題が多かったため外した。両脇がサポーターということもあり、なるべく範囲技で攻撃しておきたいし、A6段階上昇後は範囲技でもニンフィアを倒すのに十分なダメージを与えられる、という理由もある。
できればちょうはつも欲しいけど技スペースが足りない。
火力の目安(SUN氏の「ダメージ計算機」により計算
参考：ダメージ計算機XY for ポケモン X/Y (オメガルビー/アルファサファイア[ORAS]対応))
・A+6じしん(ダブルダメージ)で187-221(H252 B4)レジロックを確定1発
(226～268 120.8%～143.3%)
・A+6じしん(ダブルダメージ)で212-120(H252)メガガルーラを93.8%の乱数1発
(209～247 98.5%～116.5%) ※最小ダメージ以外を引けば倒せる。
・A+6いわなだれ(ダブルダメージ)で181-120(H4)メガガルーラを18.8%の乱数1発
(157～186 86.7%～102.7%)
・A+5いわなだれ(ダブルダメージ)で165-110(H4)霊獣ランドロスを43.8%の乱数1発
(149～177 90.3%～107.2%) ※A+6であれば確定1発
うーんもう一声！ ……となる火力。逆に言えば上記より低い耐久のポケモン、特に弱点を突けるポケモンは大体1発で倒せる。
乱数1発の相手とギミック起動後に対面した場合、余裕があるなら他メンバーの攻撃を合わせて確実に仕留めにいくと安心できる。
初手もしくはギミック起動のターンに対面した場合は良い乱数を引けるか、いわなだれの追加効果で怯むように全力でお祈りするのみ。
フリージオ(プラズマブルー(2人目))
※画像の出典：ポケモンずかん(フリージオ｜ポケモンずかん)
ＢＶ収録時の調整(クリックで展開)
レベル：50性別：不明
持ち物：オボンのみ
特性：ふゆう
性格：おくびょう(S上昇、A下降)
努力値：H236 C36 S236
実数値：175-x-50-120-155-170
わざ：こおりのいぶき/ぜったいれいど/だいばくはつ/フリーズドライ
調整意図：HB……ワルビアルのふくろだたきをオボンのみ込みでほぼ耐え
(オボンのみ使用時の実質HP218、最大ダメージ222
※マニューラの場合207なので確定耐え)
C……無振り(183-105)ガブリアスをフリーズドライで確定1発
(184～220 100.5%～120.2%)
S……最速ガブリアス+1)
参考：フリージオ : 6世代フリージオwithリザY｜ポケモン育成論ORAS・XY｜ポケモン徹底攻略
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最新の調整
レベル：50
性別：不明
持ち物：オボンのみ
特性：ふゆう
性格：おくびょう(S上昇、A下降)
努力値：H220 B12 C20 D4 S252
実数値：173-x-52-118-156-172
わざ：こおりのいぶき/ぜったいれいど/だいばくはつ/フリーズドライ
調整意図：HB……ワルビアルのふくろだたきをオボンのみ込みで確定耐え
(オボンのみ使用時の実質HP216、最大ダメージ214)
C……H4(171-110)メガボーマンダをフリーズドライで確定1発
(172～208 100.5%～121.6%)
S……準速ボーマンダと同速
ヴィオの手持ちポケモン。
怒ると手が付けられないプラズマレッドの唯一のブレーキ役だが、彼をよく怒らせる相手も
またプラズマブルー(2人目)なのである(という設定の役)。
この構築のエースその2であるワルビアルの特性、いかりのつぼを起動するサポーター。相手の残党狩りやぜったいれいどによる一発逆転も狙える。
また、とりあえずで残しておいたフリーズドライがうまい具合に相手に刺さるケースが多かった。
BV投稿時の調整から、特殊方面の火力を必要最低限のレベルに落とした代わりにワルビアルのふくろだたきをオボンのみ込みで確定耐えできるように調整した。
また、Sを上げたため、準速ボーマンダと同速勝負が可能となっている。
Hの努力値を16削りCに回す調整にすると、当初の調整の火力を維持しつつオボンのみ込みでワルビアルのふくろだたきをほぼほぼ耐える調整になる。
(オボンのみ込み実質HP213、最大ダメージ214)
だいばくはつは天候に左右されない命中100の範囲技。
戦隊ヒーローの名乗りの後に背後で起きる爆発の再現でもある。
A特化A+6珠サザンドラの攻撃をもってしても相手にHPバーミリ残しで耐えられることが度々あり、意外と使用したい場面が多かった。ワンチャンいかりのつぼも起動できる。
ぶっちゃけふぶきでも問題ないが、わざ外しのリスクやいかりのつぼの起動を狙えないというデメリットが存在する。
マニューラ(プラズマブラック)
※画像の出典：ポケモンずかん(マニューラ｜ポケモンずかん)
レベル：50
性別：♂
持ち物：きあいのタスキ
特性：プレッシャー
性格：ようき(S上昇、C下降)
努力値：A252 B4 S252
実数値：145-172-86-x-105-194
わざ：ねこだまし/フェイント/ふくろだたき/まもる
調整意図：A……ねこだましやフェイントのダメージを上げるためぶっぱ
S……ねこだましで相手の行動を防ぐためぶっぱ
B……余り
ヴィオの手持ちポケモン。
シチケンジャーのムードメーカー。陽気な性格で、人好きのする笑顔が特徴的だぞ！(という設定の役)
相手のSを大まかに探るため、特性はプレッシャーにした。
高いSからのねこだましで、エルレイドより速くマニューラより遅いポケモンの妨害を封じたり、ふくろだたきをより素早く"せいぎのこころ"を持ったエースに叩きこむ、言わばサポーターのサポーター。フリージオより素早さが高いため、彼(？)のせいぎのこころ(※スワップ後の特性)を起動して、直後にだいばくはつへと繋げやすい。フェイントで相手の守りを崩すこともできる。
この構築で潜った時期は○○ガード持ちのゴーストタイプや壁張り役のポケモンに遭遇することが少なかったためよこどりを外したが、トリプルフリーのトレンドによってはフェイントかまもるを切って採用する必要が出てくる。
エルレイドと同時に繰り出す場合、エルレイドがスキルスワップを使用した次のターンでないと特性の起動は不可能である(エルレイドのせいぎのこころを起動する場合はその限りではない)。
また、ピントレンズかするどいツメを持たせると、ワルビアルのいかりのつぼの起動も約56%ほどで狙えるようになる(味方が全員残っている場合)。この場合きあいのタスキを持てないので、マニューラ自身の行動保証は取りづらくなる。また、フリージオがふくろだたきで戦闘不能になるリスクも上がる。
だっしゅつボタンを持たせて、ねこだまし後に攻撃を受けてエルレイドなどにスイッチする戦法も選択肢の1つとしてはアリだが、相手の編成や行動に大きく依存することになり安定しない。このパーティでは大抵S操作役とエース、次いでギミック始動役といった順で狙われるのだ。
それよりかはおうじゃのしるしorするどいキバを持たせてなげつけるを採用した方が良いかもしれない。
ワルビアル(プラズマレッド)
※画像の出典：ポケモンずかん(ワルビアル｜ポケモンずかん)
レベル：50
性別：♂
持ち物：ヤチェのみ(先制技+こおりのいぶきで戦闘不能になるリスクを
負ってでも火力を上げたい場合、サンのみ、やわらかいすな等と選択)
特性：いかりのつぼ
性格：いじっぱり(A上昇、C下降)
努力値：H4 A252 B4 D4 S244
実数値：171-185-101-x-91-143
わざ：いわなだれ/じしん/ふくろだたき/まもる
調整意図：A……火力を出すためぶっぱ
S……エルフーンのふくろだたきでいかりのつぼ起動→ワルビアルの攻撃、
という流れも狙えるように、エルフーンのS実数値-1
HBD……余り
プラズマ団のしたっぱの手持ちポケモン。
シチケンジャーのサブリーダー、プラズマブルー(サザンドラの方)と双璧を成す実力者。
一度怒り出すと、彼のブレーキ役であるプラズマブルー(フリージオの方)以外には手が付けられなくなる
(という設定の役)。
この構築のエースその2。フリージオのこおりのいぶきでいかりのつぼを起動、Aが6段階上昇した状態で2種の範囲技、もしくはふくろだたきで相手を倒していく。
たまにせいぎのこころにも目覚める。
火力アップアイテムを持っていない関係で、いわなだれによる与ダメージはサザンドラの方が高い。
フリージオのこおりのいぶきでHPを1/4以下までもっていけるため、当初はサンのみを持たせていた。しかしフェイントなどの先制技でHPが削れてしまったワルビアルに、フリージオがこおりのいぶきでとどめを刺すことがあまりにも多かった。
故に火力アップを諦めて泣く泣くヤチェのみを採用。
Sを削っているので、これによって同速となる最速カメックスなどを相手にする場合はおいかぜやねこだまし、ファストガードやワイドガードによるサポートが欠かせない。
火力の目安(SUN氏の「ダメージ計算機」により計算
参考：ダメージ計算機XY for ポケモン X/Y (オメガルビー/アルファサファイア[ORAS]対応))
・A+6じしん(ダブルダメージ)で212-120(H252)メガガルーラを確定1発
(261～307 123.1%～144.8%) ※A+5でも確定1発
・A+5いわなだれ(ダブルダメージ)で165-110(H4)霊獣ランドロスを確定2発
(124～147 75.1%～89%)
・A+6いわなだれ(ダブルダメージ)で165-110(H4)霊獣ランドロスを12.5%の乱数1発
(142～168 86%～101.8%)
エルフーン(プラズマグリーン)
※画像の出典：ポケモンずかん(エルフーン｜ポケモンずかん)
ＢＶ収録時の調整(※非推奨の調整 クリックで展開)
レベル：50性別：♀
持ち物：カゴのみ(時々ラムのみと入れ替えていた)
特性：いたずらごころ
性格：ずぶとい(B上昇、A下降)
努力値：H76 B196 D172 S60
実数値：145-x-143-x-117-144
わざ：おいかぜ/ちょうはつ/トリックルーム/ふくろだたき
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最新の調整
レベル：50
性別：♀
持ち物：カゴのみ
特性：いたずらごころ
性格：ずぶとい(B上昇、A下降)
努力値：H252 B196 S60
実数値：167-x-143-x-95-144
わざ：おいかぜ/ちょうはつ/トリックルーム/ふくろだたき
調整意図：S……エルレイドのS実数値-1
H……ぶっぱ B……余り
HB……A特化メガガルーラのすてみタックルを確定耐え(※目安)
HD……C特化眼鏡ニンフィアのフェアリースキンハイパーボイス
(ダブルダメージ)を確定耐え(※目安)
元プラズマ団であるバックパッカーのマヨイ……と同名の、
SMに登場するバックパッカーの手持ちポケモン。
シチケンジャーの紅一点。マイペースで、裏表のない性格。いつも堂々としている(という設定の役)。
おいかぜによるS操作、トリックルーム返しやちょうはつによる相手の妨害、ふくろだたきによる特性せいぎのこころの起動と色々できる器用なサポーター。
自身の特性いたずらごころによって、変化技の優先度を+1した状態で使用できるのはやはり強い。
持ち物は多少強引においかぜ、ふくろだたきを選択していけるようにカゴのみを持たせている。まひやこおりなど、ねむり以外でギミックに悪影響を及ぼす状態異常も対策するためラムのみを持たせることもあった。ただし、この場合やけどやどく等のギミックへの影響が薄い状態異常にも反応してしまう、エルレイドにラムのみを持たせることができない、といったようなデメリットが生じる。使用するわざの順番の都合上、エルフーンとエルレイドの両方に状態異常を回復するきのみを持たせるのであれば、エルレイドの方に優先的にラムのみを回したいという事情がある。
マニューラのよこどりと同じく、これもトリプルフリーのトレンドやマッチングの傾向によって使い分けるようにした。
マニューラの欄でも挙げたが、ピントレンズかするどいツメを持たせると、パーティ全員が残っている場合にふくろだたきによるいかりのつぼの起動率が約56%ほどとなる。
本来Sに振る分の努力値を耐久に回せたため、トリプルバトルにおけるエルフーンにしてはちょっと固くなっている。
タイプ相性とBの高さによって、このパーティのサザンドラやワルビアルのA6段階上昇じしん(ダブルダメージ)であれば一発なら耐えられるため、ギミック起動後でも多少強引にエースを動かすことが可能だ。
性格がおだやかの個体を用意してDに厚めに振る、半減実を持たせて特定の攻撃を耐えられるようにするなど耐久調整において取れる選択肢は多い。
攻撃技は味方殴り用の「ふくろだたき」のみのため、Cの数値を気にする必要は無く厳選が少し楽だった。Aの個体値もあまり重要ではないが、7以下だとふくろだたきによる味方へのダメージをわずかに抑えられてお得である。
実用的ではないが、サブアタッカー運用も考えるのなら性格をわんぱくにして、Aの個体値を31にする手もある。味方へのダメージが増えるのはご愛敬。
エルレイド(プラズマホワイト)
※画像の出典：ポケモンずかん(エルレイド｜ポケモンずかん)
ＢＶ収録時の調整(※非推奨の調整 クリックで展開)
レベル：50性別：♂
持ち物：バコウのみ
特性：せいぎのこころ
性格：ようき(S上昇、C下降)
努力値：HP252 A4 S252
実数値：175-146-85-x-135-145
わざ：いばる/このゆびとまれ/しんぴのまもり/つばめがえし
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
最新の調整
レベル：50
性別：♂
持ち物：バコウのみ(時々ラムのみと入れ替えていた)
特性：せいぎのこころ
性格：ようき(S上昇、C下降)
努力値：H220 B36 S252
実数値：171-145-90-x-135-145
わざ：スキルスワップ/ファストガード/フェイント/ワイドガード
調整意図：HB……バコウのみ込みでA特化珠ファイアローのブレイブバードを確定耐え
S……エルレイドを含め、味方をなるべく早く行動させたいためぶっぱ
おそらくBWもしくはBW2主人公、あるいはその両方の手持ちポケモン。
シチケンジャーのリーダー。サザンドラ達を"せいぎのこころ"に目覚めさせた張本人。母親はPDW出身
らしい(という設定の役)。
ギミック始動役のサポーター。スキルスワップで自身の特性せいぎのこころを主にサザンドラへ渡す。たまにワルビアルにも渡す。
サザンドラとのスキルスワップ後は特性がふゆうとなるため、サザンドラ含む味方のじしんによるダメージを気にせずに行動できる。
スキルスワップをするターンはファストガードを使用できないため、バコウのみを持たせてギミック始動失敗のリスクを低減している。相手によってはラムのみを持たせた方が安定する。
一番技スペースが足りなかったポケモン。まもるも欲しいし、インファイトも欲しいし、かげうちやサイコカッター、つじぎりも欲しい。あとトリックルームやふういん、よこどりも。
ねこだましこそ覚えないものの、かなり器用でわざのカスタマイズ性がとても高いポケモン。攻撃技を増やせばサブアタッカーとしても運用できる。
S種族値が80という絶妙な数値であり、最速にしても抜けない厄介な相手が多く存在する。最速ドクロッグとか、ASメガガルーラとか。彼らのねこだましは、こちらのエルレイドのファストガードより先に繰り出されるためまもるを使わないと防げない。
(いじっぱりHAガルーラであれば、メガシンカの有無に関わらずファストガードで防げるぞ！)
サザンドラやエルフーンといったS操作役、またはマニューラのようなより素早いねこだまし持ちのポケモンなどでうまくカバーしてあげたい。
欲を言えばちょくちょく控えに引っ込んで、特性を戻すことによってもっと多くの味方を"せいぎのこころ"に目覚めさせたかったが、流石にそんな暇はなかった。
ヒーローとは忙しいものなのだ。
※7人目の戦士
ハーデリア(プラズマグレー)
※画像の出典：ポケモンずかん(ハーデリア｜ポケモンずかん)
ロットの手持ちポケモン。
彼もまたシチケンジャーの1人。イッシュ地方への帰省のため、現在はお休み中である。
バトルメンバーにいないのは上記の理由によるものである(という設定の役)。
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結果(その2)
S操作役や特性の起動役が増え、パーティとしての安定感が増したことで、それなりに勝利を狙える構築になった。
また、戦っていて相性の良し悪しがもろに出るパーティだと感じた。特に、妨害役の少ない、あるいは妨害役の足が遅い、範囲技を主体とするパーティには割と強く出られたと認識している。
一方で、ゲーチスパに弱い。
戦隊系の構築として、悪の組織に勝てるパーティを目指していたはずなのだが……
どうしてこんなことに……
正確にはゲーチスパを始めとした、エルレイドより速いねこだまし持ちが存在するS操作(特にトリックルーム、端からのこごえるかぜ)有りのパーティに相変わらず弱い。上からの妨害や行動順の逆転などによってギミックの始動が遅れるうえに、立て直しを図っている間にギミックの始動役やエースが相手の攻撃で戦闘不能になる。
速いねこだまし持ちがいなくとも、ねこだましやフェイントの効かないゴーストタイプ全般の対処に苦労した。S操作やまもる系のわざを妨害しにくいのが厳しい。
味方殴り(単体対象)や味方の特性変更が必要なパーティ全般に言えることだが、いかりのこなやこのゆびとまれも厄介。相手が"せいぎのこころ"に目覚めてしまう。
ゲーチスパに関しては3匹がかりで対策できないこともないが、初手の配置や相手の持ち物によってはなす術なくやられる。かと言ってそれら専用のより確実な対策を試みると、これまで比較的容易に勝てていたパーティ相手の立ち回りがだいぶ怪しいものと化す。構築って難しいなあ。
当構築のBV
第123回のBV鑑賞会にて、最後のBVとして出演。
ざわさん、ご協力いただき本当にありがとうございました。
また、このパーティと対戦してくださった皆さん、鑑賞会視聴者の皆さんも含め、
お付き合いいただきありがとうございました。
試合前コメント(クリックで展開 ※読みやすくするためにこちらでは改行を入れている)
エルレイド達「「プラーズマー！！ ビートアップ！」」(※エルレイド達が一人ずつ「ふくろだたき」をくらい、バトルスーツ姿に変身していく)
サザンドラ「プラズマブルー！ サザンドラ！」
フリージオ「プラズマブルー(2人目)！ フリージオ！」
サザンドラ「プラズマグレー！ ハーデリア……はイッシュ地方への帰省でお休み中だぞ！」
マニューラ「プラズマブラック！ マニューラ！」
ワルビアル「プラズマレッド！ ワルビアル！」
エルフーン「プラズマグリーン！ エルフーン！」
サザンドラ「そして！ 彼が我らに”せいぎのこころ”を授けてくれた！ 我らがリーダー！ プラズマホワイト！ エルレイド！」
[※ここでざわさんがエルレイドの鳴き真似をする]
一同「「プラズマ戦隊、シチケンジャー！」」(ﾁｭﾄﾞｰﾝ!)
試合後コメント(クリックで展開 ※読みやすくするためにこちらでは改行を入れている)
【試合後コメント】最後はお相手の降参となります。正義の味方エルレイドと、彼によって「せいぎのこころ」に目覚めた、
悪の組織「プラズマ団」の手持ちポケモン達による
プラズマ戦隊シチケンジャー構築です。
「プラズマ団の手持ちポケモンにエルフーンはいないだろ！」とのツッコミが
聞こえてきそうですが、ご安心ください。彼女はBW2にて
「あたし…… 元プラズマ団!」と発言しているバックパッカーのマヨイ……
と同名のSMに登場するバックパッカーの手持ちポケモンです。
SMのマヨイは島めぐりでポニの大峡谷までやってくるアローラの子供に驚いたり、
アローラを来訪者目線で褒めるセリフがあることから、少なくともアローラ地方
出身ではないことが推測できます。また、本編においてバックパッカーのマヨイ
という人物は、確認した限りではBW2、SMおよびUSUMのみの登場です。
同一人物で間違いないでしょう。間違っているなど ありえない！
あ っ て い い は ず が な い の で す！！
終わりに
これまで自分の組んできた構築の例に漏れずネタ系ではあったものの、十分に戦っていける構築を組むことができた。
3DSでのオンライン対戦環境の終了まで残り半年を切ったが、その限られた時間の中で新たに自分なりの構築(ネタ系かどうかは置いておいて)が組めないか、またこれまで組んできた構築の改善ができないか模索しつつ、トリプルバトルを楽しんでいきたい。
